ニュースまとめ
子どもの栄養に関するユニセフ報告書 5~19歳の10 人に 1 人が「肥満」 利益優先の食環境、超加工食品が影響
- ユニセフが発表した子どもの栄養に関する最新の報告書によると、世界では5~19歳の子ども・若者の10人に1人、1億8,800万人が肥満であり、肥満が低体重を初めて上回る形となった
- 主な原因は安価で高カロリーな超加工食品の急増や、利益優先の食環境である。過去20年で肥満率は3%から9.4%へ増加し、地域によっては倍増している
- 日本では、5~19歳の肥満率はここ20年以上横ばいの4%だが、過体重の割合は微増傾向である
次期指導要領素案、授業時数を学校裁量で調整できる新制度創設 | ReseEd(リシード)
- 文部科学省は2030年度からの新学習指導要領に向けて、地域や生徒の実態に合わせて学校ごとに授業時数を一定範囲で柔軟に調整できる「調整授業時数制度」を創設する方針を示した
- この制度によって生まれる時間は、探究学習や体験活動など学校独自の取り組みにも活用でき、従来の一律的な標準時数の課題に対応し、多様性の包摂や深い学びの実現を狙う
- 外部英語試験の活用や教科書精選なども盛り込み、今後さらに議論を深め、2026年度中に答申をまとめる計画
中学生全体のLINE利用率 91.6% - 教育ネット総合研究所
- 株式会社教育ネットが2024年4月から2025年3月にかけて全国の教育ネット支援自治体の小学校・中学校の児童生徒21,971人を対象に実施した「ネット利用における実態調査」によると、小学生・中学生全体で最も多く利用されているSNSがYouTubeであり、9割にあたる90.1%が利用していることが判明
- 次いで利用率が高いのはLINEであり、学年が上がるほど使用率が増加する傾向を示す。特に中学生ではLINEの利用率が91.6%に達している。小学5年生時点でもLINE利用率は52%となり、すでに半数を超えている
高校受験の志望校の決め方を実態調査|6割が中3からと判明|塾選ジャーナル
- 高校受験の志望校選びの実態調査が、1都3県の保護者98名を対象に2025年7月に行われた
- 保護者や生徒が志望校を決めるときにもっとも重視するポイントは「学校の雰囲気・校風」(60.2%)で、理由としては、子どもが楽しくのびのびと過ごせるか、実際に学校イベントに足を運んだ際の印象が本人の進学意欲を大きく左右するため
- 次いで重要なのは「通学時間・立地」(56.1%)と「子どもの学力」(53.1%)。通学は体力・精神面や、時間の有効活用に直結する要素であり、学力についても無理のない選択が保護者の安心材料となっている
- 第一志望校の選択では、公立高校が75.5%、私立23.5%、国立1.0%という構成
- 志望校の決定時期は、中学3年生になってからが約6割と最も多い
Z世代は「大学名」「偏差値」より「自分らしさ」を重視!?|大学選びに関する意識調査
- 2025年7月29日から8月7日にかけて、高校生や既卒生を含むZ世代300名に「Z世代の大学選びに関する意識調査」が実施された
- Z世代が大学選びの際に最も重視しているのは「学部・専攻の内容が自分の興味に合っているか(57%)」で、偏差値や大学の知名度(37.3%)と「キャンパス・施設が魅力的(34.0%)」を大きく上回る
- 情報源として依然6割以上が「高校の先生」と答え、次いで大学の公式サイトや資料、進学情報サイトの信頼性が重視されている。一方、Z世代らしい情報源であるSNSやYouTubeは利用率としては低いが、SNSのリアルな発信が「学生生活の雰囲気」や「学びの内容」などの志望度を高める要因となることも判明