ニュースまとめ
発達特性のある子どもの不登校率は全国平均の9.5倍
- PAPAMO株式会社が全国の発達障害やグレーゾーンの小中学生の保護者1,500名を対象に実施した調査によると、発達特性のある子どもの不登校率は全国平均の9.5倍にのぼることが明らかになった。
- 不登校(医欠・忌引を除く30日以上欠席)の割合は35.5%。
- 61.5%が学校への行き渋りや欠席を経験。
- 特にグレーゾーンの子どもは、診断済みの子どもよりも支援が届きにくく、65.0%が行き渋り・欠席を経験しているという。
- 支援体制については教育支援センターの活用が進むが、19.5%は学校外の支援も受けていない状況。
高校生の約10人に1人が通信制課程 2025年度学校基本調査速報値
- 2025年8月27日、文部科学省が2025年度学校基本調査(速報値)を発表。
- 全国の高校生数は全日制・定時制・通信制あわせて317万8849人。このうち通信制高校の生徒は過去最多となる30万5221人、全体の9.6%に相当し、およそ10人に1人が通信制課程に在籍している。
- 通信制高校は「独立校」「併置校」といった内訳があり、「独立校」は136校から143校へ7校増、「併置校」は167校から189校へ22校増と、いずれも増加傾向。
- 愛知県では2025年4月、「フレキシブルハイスクール」と呼ばれる、全日制・昼間定時制・通信制の3課程が1つの学校に設置され、課程間を柔軟に行き来できる新しいタイプの公立高校が開設。
受験生が利用した英語外部検定 <2025 年 一般選抜> 今回も9割以上が英検を利用!
- 旺文社教育情報センターが2025年4~5月に全国314大学を対象に行った調査によると、今年の一般選抜で英語外部検定を利用した受験生の92.8%が英検を使っていた。
- 次に多いのがTEAPで4.6%、GTECが1.5%、IELTS0.8%、TOEFLやTOEIC、ケンブリッジ検定はそれぞれ0.1%と、英検一強が鮮明。
- 外部検定制度自体を活用する大学も前年より増加した一方、実際に使える検定の種類はこの5年で減少傾向にあり、英検など一種類だけ認める大学も増えている。
- 著者いわく、英語成績提供システムの問題から浮上した経済・地域格差の課題は、今も受験現場の公平性という大きなテーマとして残る。今後は実態に合わせて検定数を見直したり国内3種類へ絞る流れも見据えつつ、受験生の負担を減らしつつ公平性を担保する制度作りが求められる。
第66回国際数学オリンピック出場選手等が金城大臣政務官を表敬訪問:文部科学省
- 8月27日、金城大臣政務官は文部科学省において、第66回国際数学オリンピック、第37回アジア太平洋数学オリンピック、第14回ヨーロッパ女子数学オリンピックそれぞれの日本代表選手による表敬訪問を受け、文部科学大臣表彰等を授与した。
- 国際数学オリンピックはオーストラリア・サンシャインコーストで開催され、国内大会(出場者7,868人)から選抜された6名の日本代表が参加し、金メダル3名、銀メダル2名、銅メダル1名を獲得。
- アジア太平洋数学オリンピックには10名が出場し、金賞1名、銀賞2名、銅賞4名、優秀賞3名という結果。
- ヨーロッパ女子数学オリンピックでは4名が出場、金メダル1名、銀メダル2名、優秀賞1名がそれぞれ受賞。