ニュースまとめ
通級指導の児童生徒、20万人超で過去最多に 文科省調査
- 文部科学省が発表した最新の調査によると、2023年度に通級による指導を受けた児童生徒は初めて20万人を超え、過去最多の20万3376人となった。
- 障害の種類別では、注意欠陥多動性障害(ADHD)が約4万4,000人、学習障害が約4万人といずれも前年度より増加。一方、自閉症や言語障害などではやや減少。
- 学校別では小中高校すべての校種で増加しており、特に中学校と高校での体制強化が求めらる。
【全国学力テスト】正答率を発表、国語と算数・数学で下降 | リセマム
- 文部科学省は7月14日、2025年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。
- 国語と算数・数学の平均正答率は、小学校・中学校ともに前年度を下回った。小学校では国語が67.0%、算数は58.2%、中学校では国語が54.6%、数学が48.8%だった。
- 3年ぶりに実施された小学校理科は平均正答率57.3%、中学校理科は新たにCBT(コンピュータ利用型)で行われ、平均IRTスコアとして505が示された。
- 特に中学校国語の記述式問題では、平均正答率が25.6%と低く、「自分の考えと理由」を書く設問では約3割が無解答。
- テストの結果公表は今年度から3段階で行われ、第2弾は7月31日に、都道府県別データは8月以降に公開される。
女子の進学選択に影響する「親の期待」
- 早稲田大学の研究グループは、高校生の大学選びに対する「親の意識」に焦点を当て、性別による評価の違いを調査した。
- 全国3,000人の成人を対象に実施した実験調査の結果、女子が「女子学生が多い大学」あるいは「文学部に代表される文系学部」を受験先として選ぶと親から高く評価される傾向がある一方、「工学部」の受験は親から勧められない傾向にあることを示した。
- この研究は、日本におけるジェンダー格差の根底にあるアンコンシャス・バイアスを可視化し、入試制度改革や進学支援策のあり方に示唆を与える。