ニュースまとめ
PDF 「⼈⽣は良くなって いるのか︖ 1975年 vs 2025年」30か国グローバルアドバイザー調査
- イプソスが30か国の75歳未満の成人23,772人を対象に実施した、「人生は良くなっているのか」をテーマに1975年と2025年を比較するグローバルアドバイザー調査レポートによると、回答者の44%が「2025年より1975年に生まれたかった」と答え、2025年を選んだ24%を大きく上回っている
- 世界全体で55%が「50年前の人々の方が現在より幸せだった」と感じており、2025年の方が幸せだと見る人は16%にとどまり、「状況はほぼ変わらない」が16%、「わからない」が13%となっている
- 世代別ではベビーブーマー世代の54%、X世代の55%が1975年生まれを好む一方、Z世代だけが「2020年代に人生を始めた方が良い」と答える傾向が他世代よりやや強く、1975年より2025年生まれを選んだ唯一の世代となっている
- テーマ別に見ると、人々は医療の質(52%)・教育制度(38%)・生活水準(40%)については「今の方が良い」と評価しつつ、環境の質(61%)・治安(55%)・幸福度(55%)・戦争や紛争の恐怖のなさ(40%)では「1975年の方が良かった」と感じている
- 国別ではフランス(57%)、ベルギーとメキシコ(各53%)、ニュージーランドと英国(各52%)で「1975年に生まれたかった」というノスタルジアが特に強く、逆に韓国だけが「2025年に生まれたい」が44%で多数派となり、急速な経済成長と生活水準の向上が「今の方が良い」という認識を支えている
- 回答者の72%は1975年以降の生まれであり、多くは当時を実体験としては知らないにもかかわらず、インフレや環境不安、AIや地政学リスクなど「不安の10年」とされる現在の状況を背景に、進歩より「退行」や「昔の方が良かった」という感覚を強めている
計算力は高いのに、自信がない日本の子どもたち 〜小4・中2 国際調査からわかった 意識と実力のギャップ〜 - 公益財団法人スプリックス教育財団
- 公益財団法人スプリックス教育財団が世界6か国の小学4年生と中学2年生を対象に「基礎学力と学習の意識に関する保護者・子ども国際調査2025」を実施し、その第5報として計算への「自信」と「好きさ」に関する結果を2025年12月4日に公表した
- 調査は2025年4~7月に、アメリカ・イギリス・フランス・南アフリカ・中国ではインターネットパネル、日本では特定地域の学校で教室実施という方法で行い、小4・中2合わせて各国学年150人、日本は小4約300人・中2約100人規模が参加した
- 日本国内では、小学4年生の段階では「計算が好き」かつ「計算に自信がある」と答える子どもが26.1%と前向きな意識が多数派である一方、中学2年生になると同じ肯定的組み合わせは9.7%にまで減少し、「どちらともいえない」や否定的回答が増えている
- 6か国比較では、日本の小4は他国よりも「計算が好き」「自信がある」の平均値がすでに低く、中2では6か国で唯一、5段階評価の平均値が3.0未満の否定的領域に落ち込み、「好き」「自信」がともに大きく低下する矢印が最も長い国となっている
- 一方で計算テストでは、共通15問の平均正答率が小4段階で日本は約75%と他国と同程度だが、中2では他国がおおよそ50%前後にとどまるのに対し日本は約80%と高く、「能力は高いが自信は低い」というギャップが計算という基礎スキルでも確認された
- 財団は、小学校から中学校にかけて計算力が着実に定着していることを日本の教育の強みと評価しつつ、「好き」「自信」といった肯定的な意識の低さが将来の学習意欲や進路選択を狭めるおそれがあると指摘し、世界トップ水準の算数・数学力という事実を子どもや大人が肯定的に再認識し、自信と学ぶ意欲をどう育むかが今後の重要課題であると結んでいる
国際ロボット競技会「WRO 2025 シンガポール国際大会」高校生チームが世界第3位 | ICT教育ニュース
- WRO Japanが11月29日に発表した国際ロボット競技会「WRO 2025」シンガポール国際大会の結果によると、日本代表高校生チームがRoboMission競技シニア部門で世界第3位となり、銅メダルを獲得した
- 大会はシンガポールで開催され、世界90以上の国と地域から約600チーム・総勢3300名が参加する国際ロボット競技会で、日本からは13チームが出場した
- 高校生の「meiden」チーム(愛知工業大学名電高等学校)が世界第3位、中学生部門でも日本チームが4位入賞となり、日本勢が複数部門で上位成績を収めた
- WROは2004年にシンガポールサイエンスセンターが発案した、小学生から高校生までを対象とする国際的ロボット競技大会であり、現在は世界90カ国以上・年間7万5000人超の子どもが参加する科学技術・プログラミング体験の場となっている
2025年版 Duolingo Language Report
- Duolingoが世界中の数億人超の学習データを集計した「2025年版Duolingo Language Report」を2025年12月1日に公開したレポートでは、2024年10月1日から2025年9月30日までの学習動向を国別・言語別に分析し、最新の人気言語と学習トレンドを示している
- 2025年の学習言語人気トップ10は英語、スペイン語、フランス語、日本語、ドイツ語、韓国語、イタリア語、中国語、ポルトガル語、ヒンディー語であり、日本語はドイツ語を抜いて4位、韓国語はイタリア語を抜いて6位に浮上した
- 英語は154か国で最も学習される言語となり、全世界の79%の国で1位を占め、英語がトップ2に入らない国は25か国のみという規模に達しており、27言語話者向けコースや中上級者向け新コースを通じて、その需要拡大が確認されている
- 最も急速に成長している言語として、中国語はアルゼンチンやブラジルなど複数地域で1位、韓国語は7か国で2番目に急成長、ポルトガル語は中国とインドで1位となり、ブラジルの経済・文化的影響拡大が背景にあると分析されている
- 多言語学習の広がりとしては、これまでフィンランド・ドイツ・英国が競ってきた「3言語以上学習者最多国」の首位を日本が奪い、2位以降オーストラリア、フィンランド、ドイツ、英国となり、日本は「最も熱心な学習者」を持つ国ランキングでも過去4年で3度目、かつ2年連続の1位を維持している