出張中の北米から更新しています。学校見学の様子とまとめは、noteマガジンに随時更新していきます。よかったらどうぞ。
ニュースまとめ
障害のある子とない子が共に学ぶ機会、なぜ進まない?—ニュージャージー州の現状
- アメリカ・ニュージャージー州では、障害のある子どもたちが一般の子どもたちと同じ教室で学ぶ「インクルーシブ教育」が、法律で保障されているにもかかわらず、実際には多くの子どもが分離された特別支援学級で過ごしていることが分かった。
- 州全体で、障害のある6~7歳児のうち一般学級で大半の時間を過ごす子どもは49%にとどまり、全米平均の約4分の3を大きく下回っている。
- 背景には、各学区の裁量が大きく、インクルーシブ教育を推進するための人員や資金が不足していること、また「分けて教える方がよい」とする根強い考え方があると指摘されている。
アメリカの高校生の進路、大学以外の道が急増中
- アメリカの中高生を対象とした2024年の調査によると、大学進学を最も有力な進路と考える生徒は45%と、2018年の73%から大きく減少。
- 一方で、職業訓練校や見習い制度、技術系ブートキャンプなど、学位を伴わない進路への関心は12%から38%へと3倍以上に増えている。
- 生徒の82%が将来設計に自信を持っていると回答。
【先生の事情とホンネ】学校教員、休憩時間のリアル | 教育業界ニュース「ReseEd(リシード)」
- 小学校教員の休憩時間の実態について、現役教員の松下隼司氏がアンケート結果をもとに解説。
- 労働基準法では6時間超勤務で45分以上の休憩が必要とされていますが、実際には94%の教員が「休憩を取れていない・あまり取れていない」と回答し、45分間しっかり休憩できている人は3%。
【調査リリース】中高生の約7割が疲労を抱え、スマートフォン長時間使用で就寝時刻が後退 | 一般社団法人日本リカバリー協会
- 日本リカバリー協会とベネクスが発表した「ジュニアリカバリー白書2025」によると、中高生のおよそ7割が日常的に疲労を感じていることが分かった。この調査は2025年3月末から4月上旬にかけて、幼稚園児から高校生までを対象にインターネットで実施された。
- 特に中学進学がリカバリー環境の大きな転機となっており、年齢が上がるにつれて睡眠時間が減少、就寝時刻も遅くなる傾向。
- スマートフォンの長時間使用が中高生の就寝時刻を後ろ倒しにし、十分な睡眠確保を妨げていることが課題。中学生の80%以上、高校生の4割以上が1日3時間以上スマートフォンを利用。